

暑い季節は、汗をたくさんかくことで脱水や熱中症のリスクが高まります。
汗をかくと、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどのミネラルも失われます。そのため、スポーツドリンクは水分と電解質を効率よく補給でき、運動時や大量に汗をかいた際には役立ちます。
しかし、スポーツドリンクには意外と多くの糖分が含まれています。
一般的なスポーツドリンク(500mL)には、スティックシュガー約10本分の糖分が含まれています。一方、コーラやカルピス、サイダーなどの甘い清涼飲料水には、約18本分の糖分が含まれています。
※スティックシュガー1本=約3g

経口補水液を上手に活用しましょう
清涼飲料水に多く使用される「ブドウ糖果糖液糖」は、摂り過ぎるとエネルギーとして消費されなかった分が中性脂肪として蓄積されやすく、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める可能性があります。
熱中症や脱水が疑われる場合や、大量の発汗で水分・電解質を失った場合には、スポーツドリンクよりも電解質のバランスが考慮された経口補水液が適しています。
ただし、経口補水液は日常的な水分補給のための飲み物ではありません。普段の水分補給は、水や麦茶などを基本にしましょう。
熱中症予防には「糖質」と「ビタミンB1」
熱中症予防は、水分補給だけでなく、毎日のバランスの摂れた食事も大切です。
ビタミンB1は、糖質を効率よくエネルギーに変えるために欠かせない栄養素です。
糖質とビタミンB1を一緒に摂るメリット
・エネルギーを効率よくつくる
・疲労回復をサポートする
・神経や脳の正常な働きを維持する
ビタミンB1が不足すると…
・疲れやすくなる
・イライラしやすくなる
・集中力が低下する
・糖質を効率よくエネルギーに変えられなくなる
ビタミンB1を多く含む食品
・豚肉(ヒレ肉・もも肉がおすすめ)
・うなぎ
・大豆製品・豆類
・玄米

また、汗の量には個人差があります。あまり汗をかかない方は、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。
一方で、暑さや喉の渇きを感じにくい方は、水分を多く含む果物や野菜も取り入れながら、こまめな水分補給を心掛けることが大切です。
最後に
暑い夏を元気に健康に過ごすためには、こまめな水分補給と、栄養バランスの良い食事が大切です。
スポーツドリンクや経口補水液は、場面に応じて上手に使い分け、今年も乗り切りましょう!
2026/8/7
名古屋上前津ARTクリニック スタッフ M.O.
本コラムは一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診療方針を示すものではありません。
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