高度不妊治療|名古屋上前津ARTクリニック|名古屋の不妊治療・体外受精専門クリニック

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高度不妊治療

高度不妊治療|名古屋上前津ARTクリニック|名古屋の不妊治療・体外受精専門クリニック

体外受精とは

体外受精とは

体外受精(IVF:in vitro fertilization)とは、女性の体内ではなく体の外で卵子と精子を受精させ、できあがった受精卵(胚)を子宮内に戻して妊娠を目指す不妊治療法です。通常、自然妊娠では卵管内で受精が行われますが、その過程を医学的に再現することで、さまざまな不妊の原因に対応できるようになります。
1978年に世界で初めて体外受精による妊娠・出産が成功して以来、医療技術は飛躍的に進歩してきました。2022年4月より、体外受精が公的医療保険の適用対象となりました(年齢や回数の制限あり)。これにより、本治療法は経済的負担が軽減されるとともに、一般的な不妊治療の選択肢として社会的にも広く認知された標準的な医療としての位置付けがより明確になりました。2023年の日本産科婦人科学会のデータによれば、国内における生殖補助医療による出生児数は85,048人にのぼり、およそ9人に1人がこの治療によって誕生しています。

体外受精が必要とされる主な要因

体外受精が検討されるのは、一般的に他の治療法(タイミング法や人工授精など)で妊娠に至らなかった場合です。以下のような原因がある場合に選択されることが多くあります。

  • 卵管が詰まっている、または癒着している(卵管性不妊)
  • 排卵がうまくいかない、ホルモンの異常がある
  • 子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)がある
  • 精子の数が少ない、運動率が低い(男性因子)
  • 高齢による卵子の質の低下・原因不明の不妊

これらの要因により一般不妊治療(タイミング法や人工授精)での妊娠が難しいと判断された場合、体外受精が有効な選択肢となります。

体外受精をおすすめする方

  • 一般不妊治療で半年以上結果が出ていない
  • 生理が不規則、または無月経
  • 精液検査で重度の異常を指摘された
  • 40歳以上の方

当てはまる項目がある方は、当院へご相談ください。

検査・診断について

体外受精を始める前には、不妊の原因や体の状態を正確に把握するための各種検査が行われます。検査結果をもとに、治療方針や体外受精の適応可否が判断されます。以下に主な検査項目を紹介します。

  • AMH(卵巣予備能の評価)
  • ホルモン値の血液検査(FSH、LH、E2など)
  • 経腟超音波検査(卵胞や子宮内膜の状態を確認)
  • 精液検査(精子の数・運動率・形態など)
  • 子宮鏡検査(ポリープや子宮筋腫の形態の確認)

体外受精の流れ

体外受精は、いくつかの工程を段階的に進めていく治療法です。身体の状態や治療の進行に応じて調整されることもありますが、一般的には次のような流れで進められます。

1

排卵誘発剤による卵巣刺激

複数の卵胞を育てるために薬を使用

2

採卵

卵胞が成熟したタイミングで、針を使って卵子を採取

3

体外での受精操作

顕微授精(ICSI)を行うこともあり

4

胚培養

受精した胚を培養し、成長を観察

5

胚移植

子宮内に胚を戻す(新鮮胚移植または凍結胚移植)

6

黄体ホルモン補充と判定

妊娠判定まで数日間、内服や腟坐薬で子宮内膜を維持

この一連のプロセスには身体的・精神的な負担も伴いますが、専門医のもとで計画的に行われます。

体外受精は決して「最後の手段」ではなく、ひとつの有力な治療選択肢です。不妊の背景は人それぞれ異なり、複合的な要因が複雑に絡んでいることが多いため、「妊娠するためには今何ができるのか」を見極め、最適なタイミングで適切な治療を選ぶことが大切です。
年齢や体の状態によって妊娠のしやすさが変化するため、悩んでいる期間が長くなりすぎる前に、一度専門医に相談することをおすすめします。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

顕微授精

「顕微授精(ICSI)」は、精子の数が極端に少ない重度の男性不妊や、通常の体外受精では受精しない受精障害を克服する有効な手段です。通常の体外受精では受精が困難と予想される、あるいは過去に受精しなかった場合に、顕微鏡下で精子を直接卵子に注入する方法が選択されます。

顕微授精が必要とされる主な要因

高度の男性不妊

精子の数や運動率が極端に低い場合。

受精障害

過去の体外受精において、受精率が極端に低い、または受精卵が得られなかった場合。

手術による精子回収

無精子症などで、精巣や精巣上体から外科的に採取した精子を用いる場合。

凍結精子

何らかの理由で凍結精子を使用する場合。

その他

抗精子抗体や抗核抗体が陽性の場合など、受精障害が疑われる場合。

胚移植

胚移植とは、体外受精や顕微授精で得られた胚(受精卵)を子宮内に戻す手技です。当院の胚移植は、主に新鮮胚移植またはホルモン補充周期による凍結融解胚移植にて行います。

新鮮胚移植の流れ

採卵してから数日培養してできた、妊娠する可能性のある胚のみを1個、子宮に移植します。採卵の当日から黄体ホルモン剤を使用し、3日前後で子宮に胚を移植します。
胚移植後、約10日~2週間後に妊娠の判定を行います。妊娠が成立していた場合、胎盤が十分に機能する妊娠9~10週頃までホルモン補充のお薬を継続します。

ホルモン補充周期による凍結融解胚移植の流れ

貼り薬や飲み薬などの卵胞ホルモン剤を月経中から2週間程度使用して、子宮内膜を厚く整えます。移植に適した状態になっていることが確認できてから胚を移植します。
胚移植後、約10日~2週間後に妊娠の判定を行います。妊娠が成立していた場合、胎盤が十分に機能する妊娠9~10週頃までホルモン補充のお薬を継続します。

受精卵(胚)の凍結

受精卵を一度凍結し、別の周期に融解して移植を行います。

受精卵を凍結した方が良い場合

余剰胚の保存

新鮮胚移植を行った後、さらに良好な受精卵(余剰胚)が残っている場合。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
の回避

多数の卵子が採取された場合など、移植を行うとOHSSが重症化するリスクがある場合。

子宮内環境の要因

採卵周期において子宮内膜が薄い、またはホルモン値が異常高値を示すなど、着床に適した環境ではないと判断された場合。

その他

採卵当日の出血や体調不良、その他の事情により移植が実施できない場合。

よくあるご質問

体外受精は入院の必要はありますか?
入院の必要はありません。採卵や胚移植はいずれも日帰りで行います。
体外受精は土日でも受診できますか?
はい、可能です。
体外受精を受けるまでどのくらいの期間がかかりますか?
一般的には、月経開始後に排卵誘発を行い、約2週間前後で採卵を行います。その後、受精・培養を経て胚移植へ進みます。具体的なスケジュールは個々の状況により異なります。
高度不妊治療は保険適用ですか?
はい、体外受精・顕微授精は保険適用となります。ただし、先進医療など一部の検査・治療については自費(全額自己負担)となる場合があります。詳しくは必要時にご説明いたします。

名古屋市で不妊治療をご検討の方は、「上前津駅」5番出口目の前の名古屋上前津ARTクリニックへご相談ください。
・平日は夜21時まで(月・火・金)
・土日も診療
お仕事帰りや休日にも通いやすい不妊治療・婦人科クリニックです。

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